日本語のアスペクトと反実仮想

郡司 隆男


本稿は、日本語のアスペクト辞「〜てい」の形式的分析を示し、それと、 「〜たら」「〜れば」を伴う反実仮想表現との関連を論じる。 Igarashi and Gunji (1998) に示した以前の分析を再整理し、動詞と接辞 「て」がそれぞれ最大2つの「視野」をとり得ることから、最大4つの視野 の組み合わせが可能であることを示す。そして、これらのうち、進行の視 野を除く3つが、事象を、「縮退」と呼ぶ形で全体的に捉えるという共通性 をもつことから、それが反実仮想にふさわしい視野を与えることを論じる。

 
英文要約
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